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撮らせて頂いた優しい友人たちに最大級のキスを!
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    name:じゃがりこ




    彼女の在り方は、例えるのなら花束だ。




     

    彼女の中には、色とりどりの花が咲いている。










    口下手な僕が、花畑の入り口で風景のあまりの色とりどりさに目を回しそうになっている隣で、彼女は歌うような軽やかさで楽しそうに笑う。









    彼女の凄いところは、決して焦ることをしないところだ。
    僕は彼女が時々聞いてくる質問に、ポツリポツリと答えながら、彼女の指が次々に花に触れる様子を見ている。
    僕の拙い話を楽しそうに聞きいている彼女は、必ず隣か少し後ろをゆったりと歩く。
    そんな彼女が少しずつ選ぶ花を、僕は不思議な気持ちで見るのだ。













    初めての恋を勇気づけるリップの様なピンク。
    心臓が爆発しそうなくらいキツイ練習の合間に見上げた空の青。
    無邪気な子供が最高にうれしい時の笑い声に似た黄色。
    自分には何も無いのだと知ってしまった絶望的な白。
    誰にも言えない秘密に鍵を掛けて埋めた木々の緑。
    泣き明かした日の眼に沁みるほど感動的な朝焼けの橙。
    柔らかく真新しい雪に真っ先に足跡をつける背徳の黒。
    堪らなく愛していると打ち明けた時の頬の赤。











    彼女はいつだって、相手が望む人物を、世界を、丁寧に丁寧に形作っていく。

    ふと気が付くと僕の目の前には、見たことがないくらい綺麗にラッピングされた花束を持って笑う彼女がいるのだ。
    そこで莫迦な僕は、あぁ、欲しかった世界は、見たかった情景はこれだったんだと驚きながらも理解する。










    それは特別な日にもらうプレゼントの様な、くすぐったくも大声で自慢したいような、そんな気持ちを僕に与えてくれるのだ。


     
    01:13 / 「僕の彼女たちを紹介します」 /
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